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お知らせ : お知らせ : 「和の心」第四回 [浴衣]を掲載致しました。  from 西川瑞扇 Official Homepage  (2005-7-6 12:00) 
特集記事「和の心」第四回「浴衣」を追加いたしました
日記 : 瑞扇日記 : アナログな私  from 西川瑞扇 Official Homepage  (2005-7-5 12:15) 

私が幸せと思うことの一番は、「人」に恵まれるということ。
まずは、家族。この身内の愛がどれほど私を支えてくれているでしょう。
世の多くの人にどんなにけなされようと芸を酷評されようと、必ず家族は
私の味方をしてくれます。それは単に「血縁」をいっているのではありません。
心から愛する人、そして拙く、頼りない私を慕って下さる人。
それも違った形の家族です。

勿論裏切られたこともありますし、立ち直れないかな・・・と思ったことも。
それでも懲りずに人を愛してしまう・・・
今踊りをお教えしている方々は、我侭な私によくついて来てくれています。
そして皆何より熱心です。ですからお稽古が終わるとヘトヘトになってしまうのです。
でもこれって当たり前ですよね。

ところで本当に文明の利器(特に機械オンチなので)否定型だったのに、
優秀な生徒のお蔭で、ちょっとだけアナログ人間から脱すことができそうなのです。
とかなんとか言って設置から接続まで人任せ。
先日も余りに古い形のテレビデオが、で?んと場所を占めている稽古場が狭いと
圭子さんがDVD内蔵の液晶テレビを下さいました。まあ、なんと綺麗!しかも薄いし。
ラックの組み立てから新しいビデオの購入まで全部まとめて面倒みてもらいました。

しかし、と言うかやはり、と言うか、DVDを一時停止で取り出した後その続きから
見られなかったり、パソコンから返信メールを送ろうとしてるのに画面が変わらず、
ヒステリーを起こしそうになって、やっと「返信」をクリックしていなかったことに気付いたり・・・。
結局取り巻く環境が文明化しても、私は元のままのアナログな私なのです。      


日記 : 瑞扇日記 : 飛びます音頭!  from 西川瑞扇 Official Homepage  (2005-7-2 10:49) 

坂上二郎さんが「必殺!人生送りバント」という曲を4月に発表なさいました。
そのカップリングとして「飛びます音頭」も出されたのです。音頭というからは
当然=踊りあり=坂上さんよりご依頼頂き、振り付けさせて頂きました。
先日振り取りにみえてご相談の上、できました。派手なのが!

でも坂上さん、本当に素敵に愉快なのです。私もアレンジが楽しくなりました。

「飛びます、飛びます!」

という形態、どこかで目にしていらっしゃると思いますが、本当のところを
知りませんでした。指を狐の形に作り、それが飛行機で中指の背がパイロット
なのだそうです。そこに向かって口を寄せ、指令を出すのですって。
真似をしましたら「ハイ、もっと鼻に抜けた声で?」とダメがきました。

坂上さんご自身でも仰ってますが、ご体調をくずされリハビリに励んでいらっしゃいますが、
日頃からの訓練の成果か、すっかりお元気になられました。
同席した門弟の西川瑞も芸能界の大先輩のお話しを伺い、お勉強させて頂きました。
「兎に角、続けること。ひたすらやり続けること。必ずチャンスは訪れる」
これは芸の世界に限ったことではありませんね・・・・
よしっ!と元気が出るではありませんか。

思いきり飛びましょう!元気よくとびましょう!!どこまでも飛びましょう!!!
も一度ひと花 咲かせましょう!(飛びます 飛びます!)
BGMになりそうです。


日記 : 瑞扇日記 : ときめいた日  from 西川瑞扇 Official Homepage  (2005-7-1 13:19) 

画家の杉山邦先生の個展が本日オープンしました。夢をキャンバスに切り取って
それがいくつも存在して個々に見ればその数だけ世界があるのに真が統一されて
いかにも垢抜けたコレクションでした。

会場がホテルということもあり、今回は2000年に国立劇場で行った「瑞扇の会」での
「夕顔」に美術として提供して下さった=夕顔=の絵画(本来100号が6点だったところ
スペースの都合で3点)も展示され、しかも公演のDVDを常時流してくださり私にとっても
嬉しいことです。
しかし先月ご逝去された倉橋由美子先生への追悼にもなってしまったということは
やはり淋しい限りです。

DMにもなっている「仮面」という作品は20号のミクストメディア・キャンパスですが
普段見たことのない富士山に妖たる人魚と開きかけた蓮の花が浮遊していかにも
杉山先生らしい作品です。また多くの作品に現れるオリーブはゆらゆらと不可思議な
目に見えないエネルギーを立ち上らせ拝見していても身体の中心が傾いてしまいます。
不安定なシンメトリーとでもいうのでしょうか(素人の表現で済みません)すっかり心を
盗まれてしまいました。
7月24日までホテルラフォーレ東京(TEL 5488?3911)で開催されています。
是非お薦めの「ときめき」の世界です。


お知らせ : お知らせ : 「和の心」第三回を掲載致しました。  from 西川瑞扇 Official Homepage  (2005-6-26 4:06) 
特集記事「和の心」第三回 「藤娘」を追加いたしました。
日記 : 瑞扇日記 : 気を付けて見れば  from 西川瑞扇 Official Homepage  (2005-6-19 13:05) 

どびさしが落ちてしまって補修してもらったついでに、玄関先の植物を整理してもらい、
今はずいぶんスッキリしています。
植物はデリケートなので、場所を移すと枯れてしまうかも知れないと心配したのですが、
薔薇も小さいながら美しい花を次々に咲かせ、毎朝窓を開けるのが楽しみです。
猫の額程の地べたなのですが、よ?く見ると様々なものが息をしていることが感じられます。
子供の頃の夢想の場所は、まず一番が「森」でした。そこには妖精が住んでいると思っていましたから・・・
想像してみてください。この都会の真中で、すぐそこを大勢の人が行き来する所、わずかな土の上、
やつでやオリーブや真紅の薔薇や、蘭の葉陰に、人の顔を持って背中に羽根を付けた妖精がいた時の事を。
よくよく見れば、それはてんとう虫だったり、蟻だったり・・・・
土ってそんな不思議な力を持っているのですね。
何が起こってもおかしくない今の世の中、自分をとりまく環境がどのようになろうとも、
たった一枝からでも森を感じられる人間でいたいと思う昨今です。


お知らせ : お知らせ : 「和の心」第二回を掲載致しました。  from 西川瑞扇 Official Homepage  (2005-6-15 15:50) 
特集記事「和の心」第二回 長唄「賤の小田巻」を追加いたしました。
日記 : 瑞扇日記 : 倉橋由美子先生の死を悼む  from 西川瑞扇 Official Homepage  (2005-6-15 14:46) 

6月4日付けの東京新聞に、倉橋先生のことをしゃべらせて頂きました。
当然その少し以前に、取材の旨お話し頂いた訳ですが、内容としては、2000年のことですし、
今思えば「何故今?」なのですが、昨日新聞紙面にて先生のご逝去を存じあげ、
身震いする程の衝撃を受けました。

昨日一日は、日常の生活の瞬間にも、フト立ち止まり、「死」という現実を受け入れようにも、
受け入れ難く、涙する思いでした。

とにかく大好きでした。理屈抜きに敬愛しておりました。
高校生の時に「聖少女」と出会い、痺れるような感動を覚え、以後気になって仕方のない
作家さんでした。後年、弟が先生のご主人の熊谷先生とお仕事をご一緒させて頂いたご縁で、
私が熱烈なファンであることを伝えることができ、それ以降、素晴らしいお付き合いをさせて
頂きました。
先生のご病気についても勿論存じ上げておりましたし、ご心中お察しいたしておりましたが、
「死」については全く、思い及ばぬことでございました。

余りにあまりに早い旅立ちでいらっしゃいました。

ずぼらな私が何故、思い立って本の整理をしたのでしょうか。貧しい本棚ではありますが
前面に倉橋作品が並ぶ様子は、ちょっと見事です。しかもそのほとんどが、先生からお贈り
頂いた、サイン入りのものです。
先生のお作は直接脳に響いてくる詩であり、音楽であり、私を夢の別世界に連れて行って
くれる、まさに宝なのです。またその想いをこめた記事が何故今、新聞に取り上げて頂いた
のでしょうか。その取材にあたり、画家の杉山先生とも久しぶりに語らい、7月1日から
催される杉山先生の個展でも、ご一緒のお仕事させて頂いた作品のVTRを会場に流しましょうね・・
と語ったばかりでした。2000年の初頭、先生のお作に想を頂き、舞踊化させて頂きまして、
その折、国立劇場の楽屋にわざわざお尋ね頂いたお姿が、お目にかからせて頂いた最後となり
ました。お嬢様がコーディネイトして下さったという、素敵なごファッションでした。
昨日は、先生との思い出の場面がフラッシュバックして、その数々があまりに煌いていて
涙をこらえる時を過ごしました。先生のお作の中で「イモタル人間」という、死なないキャラクター
があるのですが、どんなにかそれを願ったことでしょう。私にとって現存する魅力と魔力を併せ持った
芸術家の死を、どう受け止めてよいのか、ただただ戸惑うばかりの私です。

参考

夢ステージ ジャンルを超えて(西川瑞扇): 東京新聞 名流 (2005年6月4日)


日記 : 瑞扇日記 : 夜の銀座  from 西川瑞扇 Official Homepage  (2005-6-9 8:17) 

久々に夜の銀座を歩いてみますと、風鈴売り屋さんなどいて、すっかり
遊びモードになってしまいました。
ただ新しいショップのオープンに何故、なんだか分からないような
外人の男性が群れているのでしょうか・・・
街も日々様変わりしているのですね。

案外早く家に帰るとサッカーの対北朝鮮戦をやっていて、後半戦に見入って
しまいました。前回のワールドカップの時に俄かファンになって、今回もテレビの
前で興奮してしまいました。
シュートの瞬間の心地良さ、なんとも言い難いですね!

そう言えば前回、丁度その頃イタリア・ドイツ公演で、ローマでの公演を終え
ローマ料理のお店にご招待いただいたのですが、そこで「デルピエロ」選手が仲間と
ガールフレンドを交えてお誕生日パーティーをしていたのです。
(センターにいるとてもカッコ良い男性がデルピエロだということは、帰国してから
当時サッカー少年だった甥に聞いて分かったのですが・・・)

こちらは着物姿がゾロリといたので、ちょっと見られたりして楽しかったです。
その後、土産話しをしている時、
春先生の曰く「ローマでトッティーニに会ったのよね」
「パスタじゃないんですから、トッティですよ。それに彼だけはそこにいませんでしたよ?」
誰ですか、間違ったこと教えた人・・・・


お知らせ : お知らせ : 特集記事 「和の心」を追加させていただきました  from 西川瑞扇 Official Homepage  (2005-6-5 5:50) 

特集記事 「和の心」を追加させていただきました。
私、西川瑞扇が振付家、舞踊家として、そして日本人として感じる「和」をお伝えさせていただきます。
まずは、3月に開催致しました瑞扇会より、「都風流」についてお話させていただきます。
こちらはギャラリーで写真でもご覧いただけます。


日記 : 瑞扇日記 : 世にも不幸せな物語  from 西川瑞扇 Official Homepage  (2005-5-25 11:16) 

「世にも不幸せな物語」おや?そうなんです。
今、公開中の映画の題名です。見ましたよ?。
レモニースニケット原作、ブラッド シルバーリング監督、ジムキャリー、
メリルストリープなど、私の好きな俳優が出演していてしかも主役は子供。
興味津々 う?んなんと言いましょう。

私的には(わ?今風に言っちゃった)作りたいことと、出来上がったこととの
ギャップ?は大変だな?!ということでしょうか。
悪くないのですよね。
監督がやりたかったこともよ?く分かるし、
役者は達者だし(特に1才半の赤ちゃんの存在は凄い)CGの扱いや、生へびの存在
などなどお金がかかっています。

そう言えば、ラスト近い結婚式のシーンで多分ご馳走で、ダスティンホフマンが演劇評論家
として出て来て、劇中劇を見ながら「結構金かかってるじゃないか」なんて
言ってるとこ監督のお友達の輪も感じます。
不幸をドラマとして演じたいという感性、とても良くわかっちゃいます。
だからこそヒロイン、ヒーローが生まれるのです。とにかくお金のかけかた違います。

してみると、我々日本の古典演者、といっても歌舞伎や家元家など大カンパニーに属さず
個と個の集合体で活動している人間は、繊細な表現で勝負するしかないのです。
そして、それこそ女性舞踊家に与えられた使命ではないでしょうか。
でも私、とても刺激を受けました。舞台創りに必要なあれこれいっぱいもらって帰ってきました。

その日の旅の終わりは、我が家近くの「ダ・パスクワーレ」にて後藤さんの焼いたピザ=トリュフや
しらすなど、ホントに彼はナイスなPIZZAIOLO。
う?ん 満足!!


日記 : 瑞扇日記 : 世にも不思議な物語  from 西川瑞扇 Official Homepage  (2005-5-20 12:16) 

な?んて、何かと思われますでしょう?
だいたい私、鈍感ではないけれど霊を見たり感じたりしないタイプの
人間だと思っています。
ですが、解せないことに何度か遭遇しているのですよね・・・

10年程前、病気をした時のこと・・
夜中(勿論睡眠中)右手を引っ張られるのです。
私を強引に連れて行こうとするその人は、ボブヘアーの後姿しか
見せてはいなのですが、
「さー」と言って振り向いた顔を今だに忘れることができません。

青白く、どう見てもあちらの世界の人で、か弱く見えて結構な力でした。
古い玄関から連れ出されそうになったのですが、と、その時母の声で
「大丈夫、あなたのベッドの下に守って下さる方がいらっしゃるでしょう」
はっ!と目が醒めた瞬間、
その時、隣でやすんでいてくれていた母は寝息をたてて眠っています。

「な?んだ夢か・・・・それにしても嫌な夢」と
なにげなく右手を見れば、くっきりと2cmぐらいの跡がついているではないですか!
私、かの女性についてゆかなくて良かった・・・・のですよね。

母も私も特定の宗教を持っている訳ではないのですが、母が私を案じて
願をかけてくれた御札や御守りが、ベッドのマットの間にはありました。
その人を思う心があっちの世界から身を守ってくれることがあるのですね。
絶対会ったことのないその女性、今、もし街のどこかですれ違ったら
ひと目で判るくらい、今でも脳裏に焼き付いているのです。


日記 : 瑞扇日記 : アオザイ  from 西川瑞扇 Official Homepage  (2005-5-18 10:55) 

出かける時に一番安心な格好は、やはり着物です。
構えなくて良いというか自分らしくいられるということでしょうか・・・・
そのくせ洋服のインナーなどはいろいろ楽しむのが好きです。
恵比寿の駅近くにある「ニャーゴ」さんには可愛らしく、遊び心のある
下着やお部屋着などが揃っていて、お気に入りのお店です。

少し前もお仲間とのリラックスしたお食事の時、そこのインナーと
やはり恵比寿のブティックで買ったアオザイを着て行きました。
ベトナムには行ったことがないのですが、アオザイはどうしても着てみたくて
試してみたら結構いけてる!と衝動買いをしたものです。
シンプルで白のパンツに紺の無地。
お食事は、作家のHさん、演出家のKさん、能楽士のMさんと。
それぞれの仕事のお話とこれからの希望など愉快で、充実した会だったのですが
Hさんが「折角瑞扇お洒落してきたから遊んでこー」とバーに寄りました。
「うちの奥さんもアオザイ欲しがっているんだよね」と言うので
これこれこういう所でね・・・と説明して別れました。

おっ!いけてたのかなと思うじゃないですか。

ところが後日、メイクのAさんがある劇場でHさんに会った時、
「瑞扇がアオザイ着てて、ちょっと恥ずかしかった」って言ったのですって。
やっぱり着物なんでしょうかね?。


日記 : 瑞扇日記 : 知恵の輪  from 西川瑞扇 Official Homepage  (2005-5-15 11:45) 

またもや鬼の霍乱・・・・(鬼もさぞかし嫌がっていることでしょうが)
すっかり風邪をひいてしまいました。
たまたま来合わせている、松山の瑞桜さんにはイイ迷惑でしょう。
なんたって素ッピンにマスク姿でのお稽古ですもの・・・・ごめんなさい。
その瑞桜(ズイオウ)も松山でAIを勤めてくれていますが
そこの土地を中心に伝統文化を発信してくれる大切な分身と思っております。

私にはその分身が何人かあり、皆それぞれに私の何かを持っていってくれていると
思うと「あー怠けていられない!」とムチ打つ日々なのです。

自分でもエネルギーはある方だと思いますし、イヤな性格で優等生ぶってしまう
のですが、どうも「頭」の方がお留守になりがちなのです。
でも有難いことに私には誰も持っていない「知恵の輪」があります。
それは単純な、まんまるではなくメビウスの輪のようにひとひねりしているのですが
目に見えない力を持っているのです。

で、どこが始まりで、何人存在しているのかも定かではないのですが
凄いパワーがあります。
こんなことをおしゃべりして自己表現できるのも、そのお蔭。
我侭放題の私をうまくまとめて下さっている大切な「管理人さん」は
この「輪」の起点でしょうか?


日記 : 瑞扇日記 : 窓  from 西川瑞扇 Official Homepage  (2005-5-10 12:05) 

夜明け前に目が醒めてしまうことってないですか?
起きるには早すぎて、損をしたのかちょっと得をしたのか・・・・・
もし、とても辛い夢を見ていたならその目覚めは救いになるし
逆なら勿体無い気分になるし・・・・・
だけど意識の覚醒は夜と朝の間ってものすごく新鮮だと思うのです。
私の場合、その時のほんの一瞬に創作のヒントが潜んでいます。

でも、現実、どんなに素晴らしい思いつき(あくまでオモイツキ)も
その後の睡眠によって水泡に帰すのですよね・・・
ですけど不思議なことにその景色は何度も何度も現れるのです。
夢、だから夢なのでしょう。その夢の具現が私の仕事。

無意識の意識下の夜の闇を越え突然開ける「時」
まずはぱ?っと「窓」を開けて!!
そこには溢れるばかりの日の光、ジャスミンのほのかな香り
朝食を整える、軽やかな包丁の音、シャワーの勢い・・・
全ての匂いや音に生命が漲る気がして、だから朝が大好きです!
その朝を真っ先に感じさせてくれるのが「窓」!なのです。


日記 : 瑞扇日記 : うちのオリーブ  from 西川瑞扇 Official Homepage  (2005-5-7 12:17) 

何年位前だったでしょうか。オリーブの植木を買いました。
80cm程の小さなものでしたがどうしても欲しくてしかたなかったのです。
それが今ではずいぶん大きくなり、さわさわと五月の風に揺れている様子は
さすが平和の象徴、幸せな気持ちにさせられます。
だんだん欲が出て、実がなればいいのにな?と眺めていても、そばに別の種類の
オリーブを置かなくては駄目だということを聞き「こんなに元気なのだものこれで充分」
と自分に言い聞かせているのです。

ところが先日フト気付いたら、小さな花のようなものがあちこちから出現して
いるのです。そう意識しだすと確かによそのものにもありました。
家のは今まで見たことがありません。
そういえば去年近くのカフェでたわわになっているオリーブらしき実を拾って
(それにしてはちょっと大きい気がしますが)半分に切って、そのゼリー状の果肉を
枝のあちこちにつけたけど・・・・・もしかして実がなるのでしょうか!
と、そんなバカな・・・・ねぇ。


日記 : 瑞扇日記 : 整理整頓  from 西川瑞扇 Official Homepage  (2005-5-6 13:10) 

思い立って本の整理を始めました。なんと無駄なこともしていたのでしょう。
捨てたり売ったりするくらいなら、買わなければよいものを…。
整理をして気付いたことは、情報に躍らされて購入したものは最初の数ページで
止めてしまっている。ましてベストセラーには騙されまいと思いつつ、やっぱり
騙されてしまったり。そして残ったものは、大好きな作家の作品。

その中でも最高のものは「倉橋由美子」先生のもの。
本当に高校生の頃から憧れ続けた作家さんです。先生のお許しを頂いて二度、
舞踊化もさせて頂きました。読んでいてこれ程頭がじんじんする文章は他には
ありません。脳細胞に酸素が行き渡るといった感じです。

今、こんな時代だからこそ栄養のある文章、音楽をたっぷり脳に与えないと
人が人でなくなってしまう・・・
そんなことを一瞬でも考える時間を得たこと、素敵な整理整頓でした。


日記 : 瑞扇日記 : 子供の日  from 西川瑞扇 Official Homepage  (2005-5-5 13:10) 

以前は恵比寿ガーデンプレイス内にあるフィットネスクラブに入っていたのですが
元来ストイックではないせいかまたは負けるのが嫌で、頑張った末疲れてしまって
身体が使い物にならなくなり、一日中あくびしたりして…
結局サウナしか利用しないのでま、早く言えば飽きちゃったのですかね。
やめたは良いけどやはりリラックスはしたい。
それで例えばホテルのスパの会員になったりしてるのですが遠いとね・・

そこで歩いて行ける所にリニューアルオープンしたアクアプレイスを見つけました。
そう大きくはないのですが、まず清潔なこと、そして充実したジャグジー。
サウナも良い按配です。白金という土地にさぞや気取った・・と思ったのですが、
昔ながらの下町風な土地柄が感じられるのが嬉しい限りです。
今日も入って行くと、いきなり「ねえ、悪いけど、ちょっとここ止めて」と背中を
向けられるのです。
「初対面の人にわるいわね?」と、でもちっとも悪そうではないのです。
その隣では小学生の女の子が二人「こんにちは」と挨拶してくるのです。

私、正直言って自分に関わりのない子供は手放しで誰でも可愛いとは思えない
のですがその「こんにちは」にはちょっと参りました。
隣の男湯の方からは、男の子が大勢で遊びながらお風呂に入っている様子が手に取る
ように伝わります。
内心リラックスどころかうるさいな?と思いながら出てみれば、まあ、絵に描いたような
のび太君やジャイアン。
オーナーが子供に「菖蒲」をあげながら「お家でお風呂にいれるんだよ」と言っている
のを見て、なんだかいいな?と妙にホットになってしまいました。
これって結果癒されたんだ。
でもかのジャイアン君のお父さん、菖蒲をどうするのか分からなかったみたいでした。
これは妙に淋しいな。


日記 : 瑞扇日記 : はっちゃんとトコちゃん  from 西川瑞扇 Official Homepage  (2005-4-30 12:35) 

我が家から徒歩3分のところに恵比寿ガーデンプレイスがあります。
昔は(開発からもう10年経ちます)ビール会社で、高い塀が張り巡らされた
なんとも暗いイメージだったのですが、今は緑も美しく育ち散歩やお買い物をする
だけで遠くに行かなくても気分転換できるのが、なによりもお気に入りなのです。
散歩するのは人間だけでなく色々なわんこがお洒落して「わ?かわいい?」という
言葉に「ふふん・・」と尻尾をぴん!と立てて歩いて行く様子を見るのもまた楽しみ
の一つです。

先日は、白地に背中と目のまわりが黒いウサギが跳ね遊んでいるのです。
わんにゃんを見馴れている目にはとても新鮮で、思わず抱かせてもらいました。
鼻はぴくぴくしているのですが、怖がりもせずその温かくてふんわりした抱き心地の
良さが優しい気持ちにしてくれました。

私、動物は好きなのですが飼うのは苦手のような気がしてます。
そう言えば、A型の人間は動物より、植物の方が向いているとか・・・・
で、ぬいぐるみは結構買ってしまいます。

そんな私でも仲良しのわんちゃんがいて、家の前を通るとけたたましく吠えながらも
思いっきり尻尾を振ってじっと目を見たまま手を噛むのです。
それが可愛くて仕方ありません。彼の名前は「はっちゃん」柴犬です。
かと思うと信号を渡ったところの家に住んでいる猫のトコちゃんは始めて会った時に、
可愛さ余って顔を撫で回したせいか、すっかり嫌われてしまい母には擦り寄って行くのに
私が声をかけるとくるっと踵を返しお尻を向けるのです。

そんな時心の中で「猫じゃなくて、むじなじゃない・・・」と言っている自分はまだまだ
修行が足りてないと・・・。
命あるもの皆、相性ってあるのですね。   


日記 : 瑞扇日記 : 襲名  from 西川瑞扇 Official Homepage  (2005-4-27 13:59) 

3月に引き続き、18世中村勘三郎丈の襲名公演、夜の部を拝見しました。
千秋楽でもあり本当に大盛況でした。
歌舞伎を楽しむ時、「幕見」の場合は4階まで階段を上がらなくてはならないので
身軽な服装に限りますが、良いお席の時は=特に襲名公演では=「鏑木清方」の
絵のようにお洒落して行きたいものです。

私自身が舞台に立っている時、客席が華やかですととても嬉しいので、
観客として劇場に行く場合には、華やいだ雰囲気になるよう心がけるようにしています。
先月もそうでしたが、またまた興奮してしまいました。
「毛抜」の団十郎丈は、何とも大きな存在でたっぷりした演技にこちらも豊かな気持ち
になってしまいます。
「口上」は一種独特の魅力を持ち、まずこの番組から売れてしまうというのも頷けます。
なぜワクワクするのでしょうね・・・

そして、お待ちかね「籠釣瓶花街酔醒」、吉原仲之町のぱーっと派手な幕開きは、
これから起こる悲劇を思うと桜の色も切なく映ります。
勘三郎丈は誰でも言う通り本当に先代にそっくりなのですが、
見せ場の(あいそづかし)の場になる頃は、完全に「佐野次郎左衛門」になりきり、
素晴らしい演技でした。元々才能があるところに、色々な作品に挑戦されることで、
大きくなられたのでしょうね。
玉三郎丈の八ッ橋の美しさは言うに及ばずでした。

舞台がはねてからお話しがしたくて、新物好きの春先生と私は、大澤社長をお誘いして
(なかなか手に入りにくいチケットを取って頂きました)
東京プリンスホテルパークタワーのラウンジで、軽くお酒を頂きながら余韻にひたりました。     


日記 : 瑞扇日記 : アグネスホテル  from 西川瑞扇 Official Homepage  (2005-4-24 6:25) 

東京に居ながら、なかなかご縁のない土地もあるもので、興味を持ちな
がら行けなかった所をやっと訪れました、「神楽坂」。
とはいってもそこのとあるホテルです。

と申しますのは、私を30年以上に渡り励まし続け援護射撃をして下さっている
Kご夫妻の一人お嬢ちゃんがご結婚なさり、神楽坂にあるアグネスホテルでの
御式とご披露宴にお招き頂いたのです。
まあそれは爽やかなカップルで、赤ちゃんの頃から知っているサトちゃんが、
なんて美しいお嫁さんになられたことでしょう!
全体が白と緑の濃淡でコーディネイトされて若いセンスにあふれ、しかもシック。
全て二人で企画なさったと聞いて感動してしまいました。
ホテルもフランスのプチホテル風でとってもお洒落でした。
最早、私の公演の「受けつけの顔」となって頂いてなくてはならないKご夫妻ですが
そのお仕事振りが、正確かつソフト。前に出るのが大の苦手とおっしゃるのですが
存在がセンスの良さで際立つ・・・・・
まさにそれはサトちゃんに受け継がれた「血」なのだと、感心してしまいました。
昼間からスッキリまったりのワイン、フレンチを頂きながら新カップルをながめつつ
ご機嫌の一日でした。
 


日記 : 瑞扇日記 : 古都にて  from 西川瑞扇 Official Homepage  (2005-4-20 11:42) 

私は恵比寿生まれの恵比寿育ち。
母方の祖父は、いなっこい江戸っ子でした。
ですから、なんのかんの言っても落ち着くのは都会なのかも知れません。
だからこそ、他の土地に魅力を感じるのでしょう。
お仕事でも、お陰様で色々なところへ行かせて頂きました。
特に海外公演は本当に素敵でした。

「朱鷺之會」では、フランス、イタリア、ドイツと国際交流基金の
助成を頂き、自主公演を行い大変ではありましたが、心に残る忘れられない
体験となりました。
古都というのはどこの国でも歴史があり、時が移っても色褪せない美しさがありますね。
パリ、ローマ、・・・・その景色の中にいつも一緒に居て下さる
恵美子ちゃんは、おばあちゃま、ママちゃん(そう呼ばせて頂いています)
と三代に渡って応援して下さっています。
ご主人が理解ある方なので、いつも一人で文字通り飛んで来てくださるのです。
ローマでは達者なイタリア語でお買い物してもらったり、ふらりと
入ったお店でピザやワイン(これが重要)を注文してもらったりと、
まあすっかり頼ってしまいました。

そして去年の秋、京都南座に出演の最中も勿論訪ねてくださいました。
老舗でも、新たに見つけた面白いお店でもゆっくりお話しできたのが、
少々ホームシックになっていた私には、とても嬉しいことでした。
本当に「古都」というと恵美子ちゃん・・・なのです。


日記 : 瑞扇日記 : ピョン  from 西川瑞扇 Official Homepage  (2005-4-17 6:11) 

 一週間踊れなかった状態から晴れて開放され、いきなり「傀儡師」を
お稽古したら頭がくらくらしました。
いやですね?、常に踊っている方が性に合っているのでしょうか?

ところで、ここのところDVDをよく見ました。
久しぶりにビスコンティを見ると、やはり良いですね。「ベニスに死す」の美しいこと!
カットが長くても、少しも飽きない。そしてコスチュームが素晴らしい。
舞台でも映像でも衣裳は大事ですね。それと背景(装置)。
ピョンと中に飛び込めるものに出会うと本当に嬉しくなってしまいます。
ティム・バートンもそういった意味で好きな監督です。

私が舞踊を創作する場合、何に一番触発されるかと申しますと、
上質な「絵」と「小説」でしょうか?
先刻の(ピョン)ができるものってそう多くは巡り合えないのですが、
それだけに目が会ってしまったら結構一筋です。
自分が見たいものを創る。でもこれって、ご覧頂く皆様には押し付けでしょうか?
自分の好きなものとお客様の好まれるものとは必ずしも一致しませんものね。

今年10月と来年4月には、どうしても演りたいものを心に決め、
着々と準備を進めていますが、
如何でしょう、何かリクエストいただけないでしょうか?


日記 : 瑞扇日記 : セントラルアパート  from 西川瑞扇 Official Homepage  (2005-4-12 5:23) 

 昔は日本で一番、パリのシャンゼリゼ通りに似ていると言われた
表参道にセントラルアパートと呼ばれたマンションがあったこと
記憶していらっしゃる方も多いと思います。
ず?と昔、子供の頃毎週通っていたことを思い出しました。
唐突ではないのです。
と言いますのは、先日当時「NET」=今のテレビ朝日で教育番組を
作っていらした、宮川先生より合唱の演奏会のご案内を頂きました。
「三年生の理科」というナマ番組で、私も毎週収録に通っていました。
そのリハーサルが、セントラルアパートであったと記憶しています。
今の原宿とは大違いで、駅のホームも夜になると人影もまばらで
なんとも淋しい所でした。ですから必ず母が迎えにきてくれました。
お仕事もとても楽しかったのですが、子供心に嬉しかったのは、
(今のロケ弁と違い)出来たての洋食をお食事に出して下さったことです。
他愛ないですね・・・・

宮川先生には、本当に多くのことを教えて頂き、進路のことでも
相談にのって頂きました。そして現在まで、私の舞台を見守って下さり、
必ず慈愛にあふれる感想を直筆のお手紙で下さるのです。
特にパリ公演の時には、パリ在住の入江氏をご紹介頂き、大変お世話になりました。
先生はご自身で曰く「近頃は音楽のために時間を使うことが多く」なられたようで、
5月21日に東京オペラシティのリサイタルホールで
「合唱団コーロ・オルラッチ」第28回定期演奏会に出演されます。
楽しみです!


日記 : 瑞扇日記 : 猫  from 西川瑞扇 Official Homepage  (2005-4-11 9:52) 

 鬼の霍乱で、一週間程安静にしています。
この時こそ、憧れていた「猫的生活」をしようと、外の美しい桜にも目をくれず
家でごろごろしてはみたものの、ひなたぼっこも一時間と持たず、
結局DVDを見たり、本を読んだりして過ごしています。
神経も休めなくてはと、お仕事もせず本当にのんびりしているのですが、
夕べ久しぶりに「金縛り」にあいました。
いくら叫んでも声がでず、でも、うなされてはいたのでしょう。
自分の内部の声で目が覚めました。やはり不安があったのでしょうか?
お忙しい皆様、たまには猫になって何もせず、ゆったりしてください。
思いっきり伸びをして、飽きてしまったらまるまって眠ってみてはいかがでしょう。


日記 : 瑞扇日記 : 友達III  from 西川瑞扇 Official Homepage  (2005-4-7 11:45) 

突然、小学校の仲良しさんだった道子ちゃんのお母様から
お電話頂き、びっくりしました。でも不思議とお声を聞いた瞬間、
もしかして?と思いました。もう何十年もお目にかかっておりませんのに・・・
道子ちゃん、りっちゃんと私まゆ美ちゃんと三人で、学校の行事の時には
よく全校生徒の前で歌わされたものでした。
卒業後なかなか会えないのですが、私の舞台はほとんど観てくださっています。
今年こそ!と言いつつ1年はアッという間に過ぎてしまい、
残念で仕方ありません。

会い損なってしまっている幼い頃の友達はもう一人。
今もスチュワーデスとして活躍している、恭子ちゃん。
小学校の5年生の頃だったと思いますが、映画のロケで板橋の小学校に
何日間か通っていた時、親しくなり以後文通のお付き合いをしていたのです。
お互い忙しいので「会いたいね?、呑みたいね?」と言って今だ実現していません。
でも先日の瑞扇会には、来てくださり楽屋を訪ねて下さったのです。
懐かしくって、嬉しかった!


日記 : 瑞扇日記 : ママ  from 西川瑞扇 Official Homepage  (2005-4-5 10:52) 

今だに「ママ」と呼んでいるんです。でも時々「あーちゃん」と
言ったりしています。
これは、祖母のことを母が幼少の頃こう呼んでいたと聞いたもので・・・・
で、家の母、結構面白いのです。今も夕食を終えて、
「なにか美味しいものが食べたい」と言うので、「プリンがあるわよ」と
言いましたところ、そういうものじゃナイのよね・・・
みたいな事言うので「じゃ、ホテル行って買ってくるわ」と言いましたら、
(家の場合、最短のホテルは、ウエスティンです)
「いいわよ、だってあなたそこ行ったら帰って来ないじゃない」・・・
これです。当たっているだけにウッ!と詰ってしまいました。

ちなみに、母とお買い物に行っても、ちょっとTSUTAYA行って
来るというと、決まって先に帰るというのです。道ひとつ超えるのが面
倒だからと言うのですが、一度ビデオ選びに夢中になり母を待たせていることを
忘れてしまったことがあるので、母はそれを思い出したのでしょうね。
こう語ると何かすご?く平和ですよね。でもこんな私にも苦労はあるのです。
そのお話しは今度たっぷりと!


日記 : 瑞扇日記 : 友達II  from 西川瑞扇 Official Homepage  (2005-4-3 13:37) 

公園の桜もやっと花開き、いよいよ本格的な春!ですね。
さて高校生になって、楽しい友がいっぱいできましたが、
今も交流があるのは弘美さんと美和ちゃん。

 弘美さんとは、短大も一緒でした。幸せな奥様でありながら、
昔と変わらないところは、芸術家であるということ・・・・
本当になにをやっても才能を発揮できるので、羨ましい限りです。
特に今は、能面創りに励んでいるようです。
先日も展覧会で繊細な「小面」を発表し、
いつかは私の創作舞踊で遣わしてね・・・・と頼んできました。
その他には、織物が素晴らしくもう何枚も織って頂いてます。
今回の作品は、小千谷の絹糸=白をベースに輝くばかりのプラチナを配した=を平織りにしたもの。
ドレスや、ちょっと格のある着物に羽織るにはもってこいの逸品です。
やはり国産の糸によるものはクオリティーが高いですね。形の有るものを作る彼女と、
無形の世界を創る私ですが、何かを表出することに喜びを見出すことは、
共通点なのかも知れません。

 美和ちゃんも幸せな奥様。ご主人の転勤に伴って、色々な土地での生活の経験者です。
それはとても素敵なことだと思います。結婚したら、絶対一緒にいるべきですもの。
なかなか会えなかったのですが、最近は近郊に落ち着かれ、
私の公演には必ずいらして下さいます。

不思議と懐かしい友とは多くを語らなくても、「あの頃」に戻れるのですね。
楽しい高校生活でした。駅から学校までの桜並木が、本物の青春、若い
恋の象徴でした。
 今思うと頭でっかちの幼い少女でした。「生涯青春!」なんて、思ってはいるけれど、
青の色合いが少しずつ違ってきていますよね。ゆるやかに時が過ぎていた
あの頃を一緒に生きた友達が、今も綺麗で幸せでいてくれること、
大きな励みなのです。


日記 : 瑞扇日記 : 我が父  from 西川瑞扇 Official Homepage  (2005-4-1 12:44) 

ここのところ不調だった父ですが、J先生のお薦めもあり、
検査入院をさせて頂きましたところ、腸のポリープを二つ取って頂き、
すっかり元気になって帰って参りました。
ご心配頂きました皆様、ありがとうございました。人の身体の内部は本当にどう
なっているか良く分かりません。父も胸苦しいと訴えていたのですが、
(確かに、年なりの動脈硬化はあるとしても)色々検査した結果腸に原因がありました。
身体の不調に関しては、しつこく追求すること、お薦めします。
なんといっても、自分が一番よく分かるのですから。

ところで、家の両親、今日が50?回目の結婚記念日です。
嘘のようなホントの日です。だいたいエープリルフールに結婚なんてするから、
私のような(明治生まれの祖父に言わせると、「ポンチ絵」か!)娘が生まれて
しまったのですよ・・・・ちなみに弟はまともな結婚生活を営んでいます。
まあ私のポンチ絵コンテは、おいおいに公開いたしましょう。
しかし我が父、ちょっと恥ずかしかったです。何故って、胃と腸の検査をするのに、
半日なにも食べられないことによる空腹に耐え切れず、不機嫌極まりないのです。
思えば以前、カテーテル検査の時もそうで、担当の看護師さんに
「ねぇ、長谷部さん食べるの好きなんだ?」と言われてしまいましたっけ。
私、よく「天然」と言われるのですが、これは正に父譲り、血は争えませんね。
私の天然度につきましてもまあ追々に・・・・  


日記 : 瑞扇日記 : 友達  from 西川瑞扇 Official Homepage  (2005-3-29 12:03) 

お仕事をするようになってからは、友達というジャンルの選定がむずかしくなりました。
友達というより「仲間」が、あるいは「同志」が増えたかな・・・
「友達」という響きって・・・やはりまだ若かった時代のものかも知れません。
感性は勿論今だって、若いぞって思っていますが、十代の煌くような、限りなく命が
続くような、一種無防備なものではなくなってしまっている。
ただその頃夢見ていたことに、今もなお向かっているということは、一歩でも前に
進んでいるということかもしれません。

その子供だった頃の友達が、今も私の心の支えになってくれているだけでなく応援して
くれているという事は、とても幸せなことです。
圭子さんは、現在兵庫県の三田市に、ご主人と二人のお嬢ちゃんといらしゃいます。
そしてスープの冷めないところに東京のご両親を呼んで、理想的な生活です。
圭ちゃんは、小学校から一緒で、中学生の時二人で家庭教師の先生のところに通っていました。
今思うとのんびりしてましたね・・・
帰りには私の母が迎えにきてくれたり、彼女のお家に寄ったりして、遊んでいたような
ものでした。本当に二人ともおしゃべりばかり。クラスが違ったので、その日の出来事
を話しているうちにすぐ時間は経ってしまいました。試験前には家に泊まり、勉強しよう
と張りきったところまでは良いのですが、眠気覚ましに塗ったサロメチールが目に入って
大泣きして勉強どころではなくなってしまったり、エピソードには事欠きません。
ご両親にはとても可愛がって頂き、今も私の公演の時には、お二人で、あるいは亜夢ちゃん、
麗奈ちゃんといらしてくださるのです。(お嬢ちゃんです)圭ちゃんとめったに会うことは
ないのですが、電話から流れてくる声は、あの頃と少しも変わらず、瞬時にポニーテールに
リボンを結んだ二人の姿が浮かびます。

心の中に優しい香りが広がり、癒されていることに気付くのです。





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