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日記 : 瑞扇日記 : おどる・・・ということ
from 西川瑞扇 Official Homepage
(2006-6-28 12:09)
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大和屋さんの第4回「たけのこ会」を拝見しました。 十代目 坂東三津五郎さんのご挨拶にもあるように、日頃は歌舞伎を側面から 支えている方々がそれぞれ大曲に挑戦しての、古風な演目の並ぶ興味深いものでした。 皆さん役者さんの踊りで大変楽しく、特に振り落としやせり上がりなど、あたかも人形が動き 出すような演出は歌舞伎ならではのもので、私も経験することながら演じる方も見る方も ワクワクするものです。 私はどうしても女形さんの演技に見入ってしまうのですが、中村京蔵さんはとても貴重な方ですね・・・ こういう方がレクチャーして下されば、これからの若手舞踊家や女優は色々なことを学べるでしょう。 私も中村千弥さんに紅を作って頂いたリ、舞妓の帯を貸して頂いたり、とてもお世話になっています。 お待ちかねの三津五郎丈は、常磐津「三つ面子守」。 気持ち良いおどりっぷり! 本来「踊る」とはこういうことか・・・と思わせるお舞台でした。 そして翌日、日本舞踊協会の創作「吉原」を拝見。 群舞の醍醐味はやはり協会ならでは。プロローグで主要人物を手際良く紹介してゆく演出も分かり易く、 吉原という特殊な世界で、人々が変遷してゆく様がよく浮彫りにされていました。 こちらは創作舞踊の面白さが鏤められているのですが、言葉を封じられての役作りの大変さが 私達舞踊家にとっての大きな課題だということを考えさせられました。 「踊る」ということ、まず楽しくなくてはいけないのですね。 ひたすら自分を追い込む私もやっぱり自分を楽しんでいるのです。
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日記 : 瑞扇日記 : 勝ち負けって・・・
from 西川瑞扇 Official Homepage
(2006-6-13 12:58)
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確かにワールドカップの初戦逃がしたの辛いですね・・・・ でも現場に立ってみて!テレビや他の報道では計り知れない ものすご?い広さ(実寸ばかりでなく)なんですよ。 あらゆる条件をクリアして、メディアの前に立つ、これって大変なこと。 各々言いたいこといっぱいあると思う。でも言えないことはもっとあるのよ。 結果が「点数で表示される」スポーツの世界はいかばかりか・・・ プレイをする選手の立場で見たら「フカンで見て」なんて言えないわ。 プロはプロ。素人が勝手に思ってることなんてとっくに感知してる・・・ でもさ夢をもらってるのよね、私達。 今サッカー初めスポーツ以外に「日本代表」の表示を堂々と胸に貼れる世界はあるでしょうか? 古典芸能、そこから発する新世界のWP?是非とも確立して欲しいものです。 で、やっぱり当然のことながら勝ち負けが存在するなら勝ちたいのです!
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日記 : 瑞扇日記 : できたぞYES YES EBISU!
from 西川瑞扇 Official Homepage
(2006-6-6 14:32)
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いや?劇場用ではないサンバ、考えました。しかも9番まであるし。 盆踊り用でこんな長いものはないでしょう。で、工夫しました。 皆が参加して楽しく、踊る充実感のあるもの。本来「踊る」とはそういうものなのでしょう。 ポイントはYESのYとEBISUのE。さ、どこにそれがあるでしょう? 7月28日の発表に先駆けて興味のある方はご連絡を! ところで今月6月はやはり芸事を始める月だからでしょうか。新人さんが入所しました。 そのうちのお一方、笑わせてくれました。一通り舞台の約束事などお教えした後、 歌が耳慣れていると思い、「黒田節」(男性なので・・)を始めたのですが、 扇子を開き大杯に見たて右手で徳利をとりなみなみと注ぎ、いざ杯を飲み干すのですが、 いきなり徳利をとりそのまま口飲みをはじめたのです。 これパントマイムなのですが、まあこういう新人もかつてないので大いにウケて その後吹きまくってしまいました。 緊張の極みに思わずボケてしまう・・・これって私と同じ。 なんと言ったってナベちゃん曰く「この先生天然だから変なこと言うけどごめんなさい!」ですものね。 充分気を付けて生きているつもりなのに、そして2枚目のつもりなのになんでこけちゃうんでしょうね? ま、頭痛くなるので考えないことにします。
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日記 : 瑞扇日記 : 盆踊りは恵比寿音頭!
from 西川瑞扇 Official Homepage
(2006-5-30 12:11)
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恵比寿音頭・YES、YES、EBISU 今年は7月28日、29日と恵比寿の盆踊り大会が行われます。 なんと記念すべき年になること間違いなし! 何故なら今回新たに「恵比寿音頭」が制作されました。 しかも2バージョン。 =恵比寿音頭= =YES、YES、EBISU(サンバ)= 作詞:堀越 真 作曲:小野寺忠和 振付:西川瑞扇 プロデュース:北村文典 そして歌手は大阪の大型新人=田島久美=?敬称略? (中村美律子を見だし育てデビューさせた作曲家富田梓仁先生の秘蔵っ子。 2005年12月ー泣いたらあかんーでデビュー。演歌界待望の本格派実力歌手) 先日、神谷町の「サウンドシティー」において録音が行われました。 今回は恵比寿の子供達(長谷戸小学校合唱団)が華やかにコーラス部分を受け持ち 校長先生、音楽の先生、蔭の功労者=藤子さん=に導かれスタジオ入り。 緊張していると思いきや、「ぜんぜ?ん」ですって。 リハーサルの時には声が小さかったので小野寺先生が 「げんきよくな?」?関西言葉ーと仰ったのに対して「本番はやるから」みたいなこと言って、 事実3倍位の大声で。子供は凄い! すっかりプロの歌手体験して帰った後はいよいよ田島さん。 お師匠さんの富田先生(中村美津子さんを育てた方)文典先生、堀越先生、 松下盆踊り大会会長、小林盆踊り大会会計、そして私、立会いで小野寺先生指揮の元、 長時間に渡る(なんと言ったって9番まである曲を2バージョンですから)録音。 プロの集合体はやはり凄いです。妥協は許されず、納得ゆくまで作り上げてゆきます。 私達はそこで退出したものの、小野寺先生と制作の方々は翌日の朝4:00までお仕事なさった そうです。そして届けて頂いたMDはステキな仕上がり!華やかで明るくて色気があって。 堀越先生のロマンティックな歌詞は思わず歌い出したくなるのです。 さて!・・・・今度は私の番。 カッコイイ振付にしますね!!! 7月28日初日には新曲、新振付発表会を行い、田島久美さん、長谷戸小学校合唱団が 生出演します。皆さんも覚えて下さって、大きく盛り上がりましょう!
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日記 : 瑞扇日記 : 観る!
from 西川瑞扇 Official Homepage
(2006-5-13 12:02)
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自分の会が終わって後始末もままならぬ時、仲間、友達、好みに従って舞台や映画を拝見。 まずは沢口靖子さん主演の「びっくり箱」?姉妹編? 向田邦子さん原作の珠玉の一編。な?んか懐かしいのですよね、 涙出るくらい、靖子さんが健気で、乗り出して拍手しちゃいました。 それから「同期の桜」これは兎に角泣けちゃう。 私の母は誘ったものの、あまりオンタイムでなまなましい記憶ばかりで観たくないという。 「だって私その中を逃げたのよ。四の橋に行けば逆方向を指し、あっちへ行け! と言われる。なにが真実か分からなかったもの・・・」だから語れないな?。 世界のあちこちで今も戦争していること思うと。 そして我がジョニデの「The Libertine」。 ちょっとショック。そしてあらためて彼の演技力の素晴らしさを見直す逸品。 辛いけど最後まで惹きつけられてやみません。 「芸術」し続ける場合、何かと刺し違う覚悟でなくてなにが創れましょう。 今時にいう=メッセージ性= もっともっと深い何かが必要なのですね・・・ 創り手は常にこう思っています。 受けては勝手なこと想像しながら首を傾けます。
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日記 : 瑞扇日記 : そよぐそよぐ木々の葉
from 西川瑞扇 Official Homepage
(2006-4-28 14:02)
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今日は素晴らしい皐月晴れ。夕べナベちゃんからお電話いただき、26時頃まで おしゃべりしてしまい、ちょっとお寝坊。あまりのお天気の良さに、結構張りきって 家事したり、ご挨拶にまわったり、それで結局夕方は頭まわらなくなり、まだ陽の 高いうちからワインブレイク。気分転換に関しては、別に遠くに逃げてゆかなくても ほんのそのあたりで、しかも小一時間でできてしまうのが私の良いところ・・・かな いきとし生けるもの、自然の恵みでなんと伸び伸びと美しく成長するのでしょうか。 木々の緑の輝ける命ある姿。勇気付けられ元気になりました! さあ明日は自宅のお稽古の日。お弟子のみなさん、エネルギーぶつけるので、がっ! と受けとめてくださいね!
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日記 : 瑞扇日記 : すごく柔らかい黄昏に・・・
from 西川瑞扇 Official Homepage
(2006-4-26 13:09)
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「KAKEI」の個展最終日にやっと間に合い、素敵な時間を過ごしました。 筧 本生(かけいもとなり)画伯の個展は、いつも乍素晴らしい!の一言です。 今回は色彩も明るく、2年前とまた違ったエネルギーの柔らかな強さを感じました。 またパリで出版された初めての画集も入手出来、ご機嫌の一日でした。 ご夫妻ともとてもご健勝で、芸術家たるもの才能はもとより、健康管理の徹底が 成功の秘訣と感じました。 今回のDMにもなっている「LIPP」私の大好きなパリのギャルソンがワインを手に 客に向かっているのです。客は男性一人に女性二人、Cafeのバックには余りに 美しく輝く月。そしてその月の見下ろす街には点々と窓に燈が灯る、アパルトマン。 2階あたりから照らされた街灯が石畳を白く照らしている・・・ これは夜も大分ふけた頃合いでしょうか? どの作品も魅力的ですが、私はやはり画面にぎゅっ!と押し込められたようでいて、 なんとのんびりした表情をしているのかと思われる人々が存在する描かれ方が好きです。 でもベニスのゴンドリエも素敵で、みなシャープな頬の線を見せていたのが印象的でした。 白トリュフを食べている親子(母と息子)も脳裏から離れません。 画集の解説の日本語訳の中で、今の私にとってジンジンと心に響いた部分を転載させて いただきます。おもにスタイルについての抜粋です。 =前略=大学時代には画家に必要な要素である個性を持った描き方、スタイルを意識せず、 少し型どおりに描いていました。パリに来て美術館を多く訪ね巨匠の絵をいろいろ見 て、絵にはスタイルが必要なのだと強く感じました。それを念頭において無理することなく 自分のスタイルを探し続けています。 スタイルは急激に変わるものではなく自分が生きていく時間と共に少しずつ変化して作られてい くものだと思います。 意識しすぎるでもなく意識しないでもなく、非常にデリケートな意識だと思います。 (筧画集より) 私も今回の公演で、少しスタイルを意識できたかな・・・と感じました。 3才から踊り初めてやっと・・・・です。 道の遠さにあらためて驚きの意識を持ちました。 頭がロゼに染まったような、とても心地良い黄昏でした。 これもステキに輝く絵画芸術に接した幸せのお蔭です。
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日記 : 瑞扇日記 : なにかが私を・・・
from 西川瑞扇 Official Homepage
(2006-4-24 14:35)
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ご支援くだすった皆様にお礼のお手紙をお出しするのもやっと、 にもかかわらず、なぜか全てがスーッと運んだ感のある今回の公演。 勿論溢れんばかりの情熱は追随をゆるさないぞ?と言うくらい自信はあるものの 情熱だけでは駄目なことくらい頭のない私にも分かります。 さてこの「頭のない」という言いまわしはややもすると嫌味に聞こえるものですが、 今回我が愛すべきスターティングメンバーの皆様は口を揃えて私が「頭がない」と仰います。 これってやっぱり「お馬鹿」ということですかね・・・・ でもそれでもいいですわ!やりたいと思うことがやれたのですから! どうぞはた迷惑などど仰ってくださいますな。 天才はなにをしても許されるけど、そうでなくとも夢と情熱とひたむきな思いがあれば、 何かはつくれるのでしょう。でもね、やはり一流のプロのお手並みはハンパじゃありません。 舞台は創られるのです。そこに生きているナマの芸の面白さ。 これはどんなに気を遣って残そうとした映像にも表出することができません。 その空間に存在しあった命ある方々でしか味わえない美味しさ、楽しさ、恐ろしさ。 何かが私を突き動かしているのですが、己の肉体を使って表現できる今の自分を 本当に幸せに思います。 さて、次ぎなるものは・・・・・ 当然のことながらない「頭」はすでに次ぎに向かって歩いちゃってます!!
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日記 : 瑞扇日記 : 「班女 ふたり」公演のお礼
from 西川瑞扇 Official Homepage
(2006-4-16 12:07)
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4月14日セルリアンタワー能楽堂において開催いたしました 朱鷺之會公演「班女 ふたり」もお蔭さまを持ちまして大盛況のうちに 終了いたしました。ご支援くださった皆様、遅い時間までお遠いところ お出かけ下さった方々、本当に本当にありがとうございました。 今回能楽堂という特殊な会場でしたため、お席の混乱など大変ご迷惑を おかけいたしましたこと、心よりお詫び申し上げます。 ただ当の私にとりまして、これほど充実して安心して自分を表現できたことは かつてございませんでした。 それは勿論ご覧くださった皆様のお蔭なのですが、当日に至るまで、そしてまさに 演じているその瞬間、作品創りに心血を注いで下さったプロ中のプロの方々の愛に 包まれて、私はただふわっ!とそこに存在できたことの有り難さ。 どんな場合もなにか嫌なことが耳に入るものですが、私を伸び伸び踊らせようとして、 さりげない気遣いをしてくださり進行して下さったことの素晴らしさ。 舞台(作品)創りに欠かせないのは「愛」なのですね。 これほど身にしみて感じたことはございません。 またお客様の素晴らしかったこと。 とても真摯に大切にご覧頂けましたこと、演者にとってなによりの嬉しさでした。 皆さんお洒落してまさに客席も花でした。 兎に角全て新作であった為、今後もっと素晴らしい作品にするべく努力し、再演を 重ねられるよう頑張りたいと胸に誓いを新たにいたしました。 そういうそばから今度はこれを・・・などどもう虫が騒いでおります。 頭も体も回り出さないのですが、とり急ぎお礼まで申しあげます。
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日記 : 瑞扇日記 : 芸を得ることの幸せ
from 西川瑞扇 Official Homepage
(2006-4-6 12:56)
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さあ? いよいよ公演まで一週間程の時間となりました。勿論今日もお稽古です。 その前に東京新聞での取材がありました。8日の夕刊に今回の作品、取り上げて頂きます。 ちょっとご覧下さいませ。 これほど愛と人の繋がりと、そして第一に作品の素晴らしさに恵まれた公演はありません。 舞台に立つことは極限の孤独。作り手はもっと孤独。その個々の孤独が凄いパワーを 発することがあるのですね・・ 今朝でかける前に母が言いました。 「芸があって良かったわね、そうでなきゃ誰がこんなに一生懸命になってくださる?」 そうですね。私にはこれしかないのですもの・・・ 昔(といってもそんな前じゃなく)松山石手寺の故加藤お住職が仰いました。 小さい頃から踊りにかけてきたのじゃから踊りに労わってもらえ・・・・と。 今だ踊りは私にとっては「魔物」に過ぎず、なぜこれほど夢中になるのか分かりません。 でも踊っているからこそ素晴らしい方との出会いがあったこと、本当に感謝の極みです。 お稽古帰りに演出家、作家はじめ主要プランナーの皆様と、わが愛しのお弟子と、 花を愛でてのぶらぶら歩き、そして美味しいお酒とちょっとしたおつまみ、思わず花の川を 見下ろしての風流なひととき。 私泣き虫だから私のために素晴らしい時間と会話とシビアな意見に囲まれて、不覚にも涙がポロリ・・・・ いけないな終わって嬉し涙を思う存分流しましょう。 ただあまりに今私のまわりに素敵な方がいてくださることへのこの感謝の気持ちは、 結果が出る前の素直な思いなので吐露してしまいました。 こんなせちがらい世の中、時給なんぼ・・ではない、いえなにものにも換算できないことが 存在するのですね。 先生方、そしてお手伝いくださるお弟子の皆さん。本当に心から「ありがとうございます!」です。 と、でも結果が悪くちゃどうしようもありません。最後の詰めまで頑張ります。 そしてこれがよ?いドン!で、何度も何度も挑戦します。 いらしてくださる皆様、本当にありがとうございます!!
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日記 : 瑞扇日記 : 鬱鬱とそして躁躁と
from 西川瑞扇 Official Homepage
(2006-3-29 12:06)
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今ちょっと躁状態ですね・・・だから妙に書きたくなったりしています。 その裏に隠れてる「鬱」が足引っ張ったり、そそのかしたりしていますが。 昨日は世阿弥の「班女」の清元さんとお囃子さんのツボ合わせをして頂きました。 水谷先生曰く・・・オケ合わせだよね・・・ 作曲者の秀二郎師、作調の廬さん鳳聲さん。 堀越さんの素晴らしい詞を得て(と秀二郎師も絶賛です)とても古風な素敵な作品に 仕上げて頂きました。やはり生演奏の迫力は違うね!と先生方も仰ってました。 さて結局は私がどう演じることができるか・・・・にかかっています。 それにつけてもわが身の幸せに感謝感謝の私です。
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日記 : 瑞扇日記 : 時を駆ける?
from 西川瑞扇 Official Homepage
(2006-3-27 13:39)
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夜明け前、目が醒めるより先に意識がスッとひとすじ脳に差し込みます。 夢と現実の狭間で、なんだか認識できない感覚が起き出すのです。 ここのところ毎日そうやって朝を迎えています。夜中じゅうずっと緊張しているのか 頭がゆっくりできないって泣いているみたいです。 さすがお気楽な私も、公演前は神経病むのですよ・・・・・ 毎日踊って、ビデオ撮って、また踊って。 でも器用でない私はなかなか思う線に行き着かないのです。 でも・・ね、私を創って下さろうとして凄い方々がお力下さいます。 このエネルギーは半端じゃなく、ある瞬間ふっ!と なにかが出来てしまうのですよ・・・ どんなに思いが強かろうと幾多のアイディアを持っていようと、 自分の見る世界はほんのちっぽけなもの。それを大きく、フカンで見てくださるのが演出家。 そしてその他の専門分野の方々。舞台創りにこれほど愛情を感じたことはありません。 今この時期に来て、よ?し頑張るぞ!ではなく、自然に心をこめて丁寧に。 そうまずは私自身の心を打ち出せる作品にしたいと念じます。 今回の「班女」、世阿弥作よりのものも、三島作よりのものも、かなりヘビーに なりました。熱くなり過ぎてパチパチ!!と燃えないように、私自身は表面クー?ルに中は熱く 存在してみようと思っています。 自分の中で「時」が幾周りも駆けめぐるように。
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日記 : 瑞扇日記 : セルリアンタワー能楽堂=プランナーツアー
from 西川瑞扇 Official Homepage
(2006-3-7 13:37)
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午後5時に現地集合ということで、演出家、作家、美術家、照明家、 音響、メイクそしてプロデューサーと今回お力添え頂けるプランナーの 皆様勢ぞろいしてのツアーを行いました。 いつも大劇場で共に戦わせて頂いている皆様をご案内しての、私は言わばツアコン。 何と、まー!流石大御所のお出ましとあり、大変なことになりました。 と言っても先生方は只静かに舞台を見つめていらっしゃるのみ、 その小一時間で勝負あり!といったところでしょうか。 さて当然のことながらその後は楽しい会食。第一幕は今流行りの恵比寿のとある割烹。 綺麗処でお味も結構でしたが、そこで終わらないのが私達の流儀。 第二幕はかの有名な「丸福」。いっぱいで入れないと思いきや、「ここでどう?」と 妙齢のお姉さんが案内してくれたのは、「ここはどこ?」状態のベニヤの戸を開けて 入るひと部屋(?)でも窓を開けるとお姉さんの顔が見えるという仕掛け。 みんなちじこまって、お尻のいたくなる椅子に腰掛けての乾杯! なんかたまらなくいいんだな?それが。 演出の水谷先生が「うん、この公演は成功だ!」 とはどういう意味だったのでしょうか・・・・ それにしても私の身の幸せ。感謝いっぱいの宵でした。 先行予約頂いた皆様、ありがとうございます。チラシもうすぐできます。
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お知らせ : お知らせ : 特集記事に朱鷺之會公演「班女 ふたり」開催のお知らせ・チケット申し込みのご案内を追加致しました。
from 西川瑞扇 Official Homepage
(2006-3-3 14:01)
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来たる、4月14日(金)セルリアンタワー能楽堂に於きまして、 朱鷺之會公演 「班女 ふたり」を開催させていただきます。
能楽の完成者、世阿弥による「班女」を古典の形をとった新作浄瑠璃で、 三島由紀夫作の「近代能楽集 班女」を舞踊劇とさせて頂きます。 どうぞ皆様お越しいただきますようお願い申し上げます。 またチケットのお申込みも承っております。
公演名: 朱鷺之會公演 「班女 ふたり」 西川瑞扇(朱鷺春美)が舞う 公演日: 平成18年4月14日(金) 午後7時開演(6時30分開場) 場所 : 渋谷 セルリアンタワー東急ホテル 地下2階 セルリアンタワー能楽堂 (03-3477-6412)
入場料: 指定席 正面 8000円、 脇正面 6000円 自由席 中正面 4000円
チケットのお申込み方法: (1)HPよりお申込み ※こちらへ。 (2)お電話・FAXにてお申込み 西川瑞扇舞踊研究室 03-3713-2003
いづれもお申込みを受付後、当方から代金の振込先をご案内させていただきます。 お振込の確認後、チケットを送付させていただきます。 会場となります能楽堂は座席数が少ないため、お申し込みはお早めにお願い申し上げます。
お問い合わせ: 朱鷺之會 西川瑞扇舞踊研究室 (03-3713-2003)
詳細は、こちら「班女 ふたり」をご覧下さい。
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日記 : 瑞扇日記 : 日本舞踊公演の行く先は・・・
from 西川瑞扇 Official Homepage
(2006-2-28 10:36)
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先日2月25日に、渋谷のセルリアンタワー能楽堂において、 「金田中」さん主催の「戯の会」が行われました。 今までは能、狂言を主体になさっていたのですが今回初めて、 日本舞踊を鑑賞してお料理を楽しむという催しになりました。 記念すべき第1回は、花柳春先生の=一中節・松風=を鑑賞し、 その後、金田中「数奇屋」「草」でお食事、またお弁当お持ち帰りという コースも設定されました。 能楽堂で舞うということで、他の場所では経験なさっているものの、 セルリアンでは初めてということで、春先生は何度も実際のお舞台でお稽古なさって、 本番に臨みました。大ベテランであられても、その意識の高さに脱帽といった思いです。 それ程お舞台は神聖でおろそかにできないということでしょうか・・・ 私も4月に同能楽堂でのリサイタルを控えておりますので、先生がお稽古なさる度に、 橋がかりから歩かせていただいておりました。見上げる破風は重々しく、ちょっと 感覚が違います。会の当日、私も常磐津文字蔵師の弾き語りで、「数奇屋」において、 =年増=のひとくさり踊らせて頂きました。 春先生の舞は素晴らしく、能舞台に適した、まさに能面のような美しさ! 何度も拝見している作品でありながら全く異なる神秘なる世界を感じました。 日本舞踊が買われて公演されるということが、本当に少なくなりましたこの頃、 こういった催しは大変貴重です。 さて私もいよいよ会が迫り、心臓がチクチクする日々を送っております。 もうすぐチラシも出来上がります。 お座席数が少ないので、お申し込みはお早めにして頂きたく存じます。 (ご案内が先でしょう!)すみません。
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お知らせ : お知らせ : 「ギャラリー」に「踊り初め2006」を追加致しました。
from 西川瑞扇 Official Homepage
(2006-2-18 15:15)
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舞踊会の写真を載せております「ギャラリー」に、去る1月14日に開催致しました「踊り初め」、「新年会」の写真を追加させて頂きました。
「踊り初め2006」
ギャラリーの写真一覧画面にて写真をマウスにてクリックして頂く事によって、拡大画像にてご覧いただけます。
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日記 : 瑞扇日記 : 今辛い・・・です!
from 西川瑞扇 Official Homepage
(2006-2-16 12:41)
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4月14日に行うリサイタルの諸々の準備に入っています。 う?っ!今すごくシンドイ時期です。 なんというかデッサンを何枚も描き直ししている感じです。 でも・・・ね、音楽を選んだり、衣裳かつらを考えたり、お舞台を あれこれ思い描くだけで胸踊るのです。 今回は演劇界の大先輩の皆様の御力を頂いての公演。 私自身はまだまだながら、勇気凛々の出発です。 幾つになっても、限りなく「雲の上」があるって、ホント素敵なことです! 追いかけて、追いかけてでも手がとどかないんだんな?。 だからこそ「負けるもんか?!」って。 もうすでに自分の世界に入り込んで、その迷路の中ちょっと佇んでいる私です。 アリスってこんな風に穴に落ちて行ったのかしら・・・?
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日記 : 瑞扇日記 : 誕生日おめでとう!私
from 西川瑞扇 Official Homepage
(2006-2-13 14:56)
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「お誕生日おめでとうございます! と申すべきか哀悼を述べるべきか 迷う所なのですがまあとりあえず、お祝いを・・・」と 朝一番に電話してきてくれたのは我が弟でした。 ホント、いったい幾つまでがおめでたいのでしょうね・・・ もっとも、元々おめでたい人間は、幾つになったってやはり、 なんとなくお祝いされるのは嬉しいものです。 そうこうするうちに圭子さんからカサブランカを基調にした 白の世界のアレンジメントが届けられ、美しく心のこもったメッセージを頂きました。 そしてまさに今、えっちゃんからお祝いメールが! そして家では、両親が温かい心のこもったお祝いをしてくれました。 そうそうカレンさんはメールで歌ってくれました!私ってなんて幸せな人間なのでしょう。 朱鷺之會稽古場では、そうとは知らぬ花柳春会長が丁寧に「松風」をおうつし下さり、 記念に残るお稽古とさせて頂きました。 今現在の心境は「自分を飾らず偽らず」です。 自然体でいる訓練をされずに育ってしまったものだからちょっとキツイ、モットーですが なんとかこの年代、乗り切らなくてはなりませんので精々自分を見失わず、 人に左右されない1年を送ってみようと思っております。
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日記 : 瑞扇日記 : 名古屋滞在紀
from 西川瑞扇 Official Homepage
(2006-2-7 14:12)
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今回の御園座公演では5日間名古屋で暮らしました。 現地での稽古場稽古、そして舞台稽古と連日劇場に通います。 今回助手として浅井さんが同行してくて、ホント助かりました。 門弟の西川瑞乃は出演しているので、自分の段取りで精一杯。 横田さんもいっぱいいっぱいって感じで、結局舞台稽古の後、 やっと家のメンバー4人でお食事できました。皆でごはん食べできるってイイですね。 まずいろいろ食べられて、会話も弾んで。 と、ここだけ聞くと呑気そうでしょ?でもそれぞれに胃の痛くなる思いしているのです。 だから良い仕事ができるのでしょうし、頑張れるのでしょう。 どの世界でも皆同じ、苦あれば楽あり、楽あれば苦あり・・ですね。 どんな時もまず前向きに! めげそうになったらまず眠りましょう、しっかりと。 明日の風は明日になったらちゃんと吹いてくれます。 毎日名古屋の瑞乃さんからメールが入ります。随分落ち着いてきたようです。 私は4月のリサイタルに向かって、着々と・・・と言いたいのです が、結構神経質にてのGOです。
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日記 : 瑞扇日記 : 拍手の行方は・・・
from 西川瑞扇 Official Homepage
(2006-2-4 12:10)
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お蔭さまで無事に名古屋御園座での「松井誠 新春特別公演」初日を開け、戻って参りました。 舞台(ライブ)の魅力はジャンルの違いこそあれ、 その場の空気を共有した者にしか分からないものです。 その魅力は魔物で、ちょっとしたことで「良く」も「悪く」もなります。 でもどんな場合も、プロの仕事は幕開きには「形」になっているということでしょうか? 前日の舞台稽古までは多々思考錯誤を繰り返しながら、初日には苦労の跡形見せずに 大勢のお客様をお迎えできるのです。 今回の私の仕事は=振付=ですから、幕を開けるまでが勝負です。 本番通りの舞台稽古では、客席にいるのは関係者ですから、 ある種しつこく辛く演者に要求をするのですが、 そこで「よし!」としたもののお客様が入って、全く思いもよらぬ 反応があったりしてこればっかりはチケットを買って観にいらしてくださる お客様のお好みによって違ったりします。 ただ言えることは「良いものは良い」でしょうか? それと、お客様の息を感じてパワーアップする役者のエネルギー。 本当に舞台には「魔物」が住んでいるといつも感じます。 どこにでも「怪人」はいるのです。そして夢舞台が出来上がるのでしょう。 大写しにされた「美空ひばり」さんのスクリーンの映像と歌からスタートする今回の作品。 まず驚くのが亡くなられて18年経つその姿におおきな拍手が送られるということです。 そして、いよいよ松井誠座長登場となると、ひときわ大きな拍手! スターというものこういう大きな空気を動かす力を持っていらっしゃるのですね。 出演者の皆様、そして現場付きの裏を支える沢山のスタッフの皆様の 一ヶ月のご健闘を心からお祈りします!
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お知らせ : お知らせ : 「活動情報」を更新致しました
from 西川瑞扇 Official Homepage
(2006-1-31 6:33)
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西川瑞扇と門弟の「活動情報」を更新致しました。
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日記 : 瑞扇日記 : 恵比寿ツアー
from 西川瑞扇 Official Homepage
(2006-1-22 14:55)
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春には発表の、あることのために恵比寿探訪をしています。 でも変ですよね、もともと恵比寿生まれの恵比寿育ち、そして今も恵比寿住まい。 なのに・・・なんとまあ、街は変貌を遂げたことでしょう。 大好きな、味処「善や」さんは、ご主人は元野球の選手、井上善夫さん、 おかみさんは伯母の名取りの、西川扇朱さん。板前さんは(ふかさこさん)で、 ほんと美味しいです。お薦めは「海老揚げしんじょう」 秋の土瓶蒸し、冬のすっぽん、あんきも、なまこなんか、最高! そして古くから玩具屋さんの老舗だった「三橋屋」さんが 三世で、名前はそのままに、やはり味処を始めています。 若き花板の「しんさん」は江戸前のイイ男。如才なくもてなしてくれます。 そのお姉ちゃまは私の名取り、瑞糸、といいます。 そこを出てロータリーを曲がると「朝日や」さん、ここも瑞奈のご両親と、 妹の操ちゃんご夫妻の日本蕎麦屋さん。ああ、書き出したらキリがないのですが、 新しい恵比寿の発見も必要なので、先日面白いところ、はしごしちゃいました。 昔からの市場のなかの立ち飲みワインバー、イイ感じのしつらえで、 (でも立ったまんまは、長居はシンドイ)軽く上質のワインとオリーブを。 隣りをふと見るとハリウッドデビューを果たした女優のKMさん。 気負いもなく、一種崇高なフェイスライン、素敵でした。 それから電話予約しないと駄目というバーへ、コンタクト。 とっても落ち着くカウンター。もう7年なのですって。 そこのワインも美味でした! さあその先はちょっと曖昧。たしかもう一軒寄ったと思う。 ただの飲み歩きと思わないでくださいませね。 あくまで「あること」のためのロケハンなのですから・・・・
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日記 : 瑞扇日記 : 踊り初め、新年会
from 西川瑞扇 Official Homepage
(2006-1-14 13:08)
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8日に瑞扇会会員による「踊り初め」を行いました。 これはもうず?っと続けている行事です。その時により出席可能なメンバーで、 今年も良い舞踊ができるよう、皆でお祝いの気持ちをこめて踊ります。 なにせこれは自宅稽古場で行うことですので、抜粋を各々が・・・といった様子です。 今年は新陳代謝の年まわりのようで、新人さんも参加の初々しいものとなりました。 家では新入生が早くに踊るのですが、しばらく一番手だった圭子さんが、ずいぶん先輩の 位置になりました。 そして終了後は全員で移動。カレン・M・ヘントンさんのプロデュースで、 「HOTL NEW SANNNO 広尾」にてのパーティー。 最年少のあづさちゃんにとっては、お着物でのパーティーデビュー。 「お着物じゃ一杯食べられないな?」 などと言っていたものの、スイーツまでしっかり頂いていたようです。 日本人にはなかなか入れないホテルなので、楽しかったです。 お買い物でも盛り上がっちゃいました。 幸先の良い一日でした。
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日記 : 瑞扇日記 : 坂田藤十郎襲名披露 =寿 初春大歌舞伎=
from 西川瑞扇 Official Homepage
(2006-1-2 13:36)
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去年は自身が「御園座」の振付で元旦から名古屋に入っておりましたが、 本年は2月「御園座」よりお仕事始まりますので、久しぶりに家で新年を 迎えることができました。 元旦には弟一家が年始に来てくれ、楽しいひとときを過ごしました。 我が甥はすっかり大人びて、頼もしい限りです。私の部屋に入り、長年開けたことのな いピアノの蓋を開きポツポツながら弾く曲は「冬ソナ」と「エリーゼ・・・」 音曲ってすごく不思議。なにかま?るく空気が動くのですね・・・ 張りきってお料理番したせいか、疲れてぐっすり眠りました。 でも家族全員揃い、とても幸せなお元日でした。 さて明けて今日は初芝居。歌舞伎座昼公演初日を拝見しました。 まずは、 岡 鬼太郎作:筝曲連中による「鶴寿千歳」(かくじゅせんざい) 梅玉さん、時蔵さんによる美しい雌雄の鶴の舞いです。 今井豊茂 作:常磐津連中による「夕霧名残の正月」(ゆうぎりなごりのしょうがつ) 藤屋伊左衛門:坂田藤十郎さん 扇屋夕霧の中村雀右衛門さん 本物の「紙子」を着ての伊左衛門、死して49日に現れる美しき夕霧、 狂言中での口上も華やかでした。 そして、「奥州安達原」竹本連中による舞踊「万才」。 そしてご存知「曽根崎心中」藤十郎さんのお初、翫雀さんの徳兵衛。 盛り沢山の演目でずっしり満足のお舞台でした。繰り返し演じられる「古典」といわれる作品。 みなさん、どれほどなさっているのでしょう。伝承、継承、多大な時間がかけられ、練って練って そしてまだ研究され続けられる世界。これが伝統芸能の使命かもしれません。 吉右衛門さん、橋之助さん、華ある存在。とにかく楽しい年の初めでした!
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日記 : 瑞扇日記 : おおつごもり
from 西川瑞扇 Official Homepage
(2005-12-31 7:46)
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なんとなんと早く過ぎた2005年だったことでしょう! 多くの皆様には、本当にお世話になりました。Kご夫妻のお力添えにより立ち上げた ホームページも、私にとって自分を見つめ直したり、確認したり、情報をお伝えしたりと、 沢山の財産ができました。 優雅に舞う為のその裏で、髪振り乱して作品と格闘している時はブログも途絶え、 はなはだ自分勝手な進行でしたが、パソコンと向き合って楽しい時間を過ごしました。 お友達の皆様、ご支援して下さる方々、そしてお仕事関係のお仲間、 心よりのお礼を申しあげます。行き届かぬ事ばかりだったと思いますが、 なにとぞお許し下さいまして、来る2006年もどうぞよろしくお願いいたします。 そしてコメント頂けましたらとても嬉しいのですが・・・・ どうか良いことがいっぱいの年であられますように!!
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お知らせ : お知らせ : 花柳春の会「特設ギャラリー」に解説を追加致しました
from 西川瑞扇 Official Homepage
(2005-12-30 11:01)
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11月26日以来公開させていただいております、花柳春の会「特設ギャラリー」に、字幕スーパーの形で演目の解説を追加させていただきました。 清元「夜の梅」?藤十郎の恋?藤十郎 松井誠、 お梶 朱鷺春美
トップページ または、当ページ下のボタンをクリック頂ければご覧いただけます、
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日記 : 瑞扇日記 : 千秋楽
from 西川瑞扇 Official Homepage
(2005-12-25 11:54)
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今日、明治座十二月公演 「男の花道」無事千秋楽を迎えました。 大変な盛り上がりで、松井誠座長も元気、元気の楽日でした。 今回、門弟の「西川瑞」が出演しました。(ぼたん)という女形のお役を頂き、 芝居中では座長の「お七」の後見も努めさせて頂き頑張ってました。 ショーになりますと、西川瑞を始め、私が「東宝現代劇養成所」でお教えした ナベちゃん、ピロ、本当に頑張ってくれました。 というより相変わらず皆様のエネルギー頂いて、ひとつの舞台が出来上がって終わりました。 でもこれ、終わりじゃないのですよね。 来年からの「さ?始まり、始まり?!」 新しいお仕事については、少しずつ・・・発表しま?す!!
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日記 : 瑞扇日記 : まずは形から?
from 西川瑞扇 Official Homepage
(2005-12-19 14:15)
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私はなにをやるにもまず格好から・・・・というところがあるのです。 それで多分どこかで人にもそれに近いものを要求していたかも知れないな・・・と、 ちょっと反省です。 そして形も勿論必要ですが、そうでない入り方してもいずれ本物になれば良いのだと 長い目で見ることが大切なこともあるのですね。 なんのことやら抽象的な言い方をしてしまいましたが、 先日(ご本人は弾みで始めてしまったとのことですが)男性が入門なさいました。 そもそも速習会をしましょう・・・ということで「まあとりあえず・・」という始まりかたでした。 その時なにも用意がないからと、二の足を踏んでいらしたことが分かり、 「では足袋だけ用意して下さい」と、お洋服で扇はお貸ししてのまずは身体動かしましょう。 4回で短い曲を覚えられ(お試し期間が終わり)先日お稽古に必要なお着物を揃えに 呉服屋さんにご一緒しました。これで来春から本式のお稽古に入ります。 新年は5日が「お稽古始め」、そして8日が「踊り初め」です。 そこでのお披露目が楽しみです。 キャリアありの新入門生もお二人いて、2006年は楽しい年になりそうです。 呉服屋さんの帰りにランチをご馳走になり、久しぶりに後藤さんの焼いたPIZZAいただきました。 「白魚」1枚、「トリュフ」を一枚、相変わらず美味!そうそう前菜の3種の牡蛎もお薦めです。 会話が楽しかったことが嬉しいことですが、それをさらに美味しくしてくれるのが、 丁寧なお料理と作り手の真心。これは何にでも通じることなので 私も心新たに来年も良い人間関係、そして良い仕事をしたいと思うことしきりです。
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日記 : 瑞扇日記 : サロン劇場 千慮の一失
from 西川瑞扇 Official Homepage
(2005-12-4 11:08)
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振付け担当の松井誠さん公演(明治座)の初日を開け、昨日は坂上二郎さんが出演なさっている、 村松英子さん主催のサロン劇場「千慮の一失」を 目白の和敬塾内、旧細川邸サロンに拝見に伺いました。 と申しますのも、2006年4月14日セルリアンタワー能楽堂で開催するリサイタルに 坂上さんのご紹介で村松英子さんにご出演頂くことが決まり、関係者ツアーをいたしました。 村松さんとは以前からお仕事で親しくなさっていらっしゃるプロデュサーの北村文典さん、 脚本を提供して下さる堀越真さん、女優の羽田圭子さん、そして先月から入門なさった三堀弁護士さん。 賑々しく駆けつけました。暖炉のある風景には意味なく惹かれる私。 なんとも雰囲気溢れるサロンでした。アルフレッド・ド・ミュッセ原作、村松さん脚色の楽しい作品。 坂上さん出ていらっしゃるだけで楽しくなります。 そして永遠のお姫さまのような村松さん。 終演後のワインパーティーもお洒落でした。 私の中で次の舞台の「班女」どんどん広がってゆきます。 余談をひとつ、 たまたま早く着いてしまったのですが、受け付けの男性が右方の建物を指し、 まだ開場いたしませんのでお待合室にどうぞ、と・・・・ 堀越さんとドアを押して中に入ると20人程の男子学生さんがお食事中、 外国の方も多く皆さんお行儀良く「こんばんわ」・・・学食なのです。 和敬塾というのは男子学生の僚なのですね。 「面白いところで待つのね・・」 「でもさなんか懐かしい匂いだよね・・・」 などど背もたれのない丸い木の椅子に腰掛けて、ちょっと違和感持ってすわっていると 先の男性が「お客さまお部屋が違います」と迎えに来てくれました。 端からそそっかしいことでした。 でも学生時代思い出し、ちょっとノスタルジーに浸ったひとときでした。
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日記 : 瑞扇日記 : 明治座12月 松井誠座長公演開幕!
from 西川瑞扇 Official Homepage
(2005-12-2 13:02)
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お天気にも恵まれ、恙無く初日を迎えました。まあ凄い数のお客様! いつもはプランナー席になる20列目もお客様でいっぱい!心地良い初日でした。 最近にはめずらしく出演者も多く、第2部のショーも盛り沢山で贅沢だとのご意見 もいただき嬉しかったです。 兎に角松井座長が姿を現すと、じわがくるし、あの大輪の花はいったいどこまで 大きく華やかに咲くのでしょう。 「何か」はどうして重なって起きるのでしょう。 と申しますのは、私の領分で今日までにやらねばなら事が重なり 私もかなり「いっちゃって」ました。 でも座長の胸の広さ、関わる方全てのプロ意識。 舞台稽古までどんなに問題があっても(どこの公演でもですが) 初日はちゃんと幕が開くのですね・・・・ そして演者は堂々と、しかも楽しげに演じている。やっと、ホットです。 どうぞ素晴らしい一ヶ月公演でありますように!
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